神様は頼まれるのが御役
能登地方を震源とする大規模な地震により、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災されました皆様に心からお見舞い申し上げます。
金光教輪島教会の手取屋先生とは親しくさせて頂いており、年に2〜3度お会いする機会があります。輪島教会にもこれまでに二度参拝させて頂きました。
10年前、初めて他教会の御大祭で教話をさせて頂いたのが輪島教会でした。
この度の震災で教会は倒壊されたとのことですが、天井が落ちてきたものの奇跡的に先生がおられた場所には空間ができており、ご家族と外に抜け出すことができたとお聞きし、神様に御礼申し上げさせて頂いております。
とても神様のことが大好きな、お話しさせて頂くとホッとする、どんな悩みも受け止めてくださる先生です。
ここからまた人々と神様を繋いで、多くの方の心の支えになられることと思います。
この写真は輪島の朝市通りから路地に入った風景です。
昔ながらの木造家屋が立ち並ぶ素敵な風景で思わず写真を撮りました。
この場所も火災に飲み込まれてしまいました。
被災された方の助かりを続いて祈らせて頂いております。
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大災害があると、自分の悩みや苦しみに蓋をしてしまう人が少なからずおられるように感じます。
今大変な思いをしている人に比べたら私は恵まれている、と言い聞かせて苦しみに蓋をしてしまう。苦しいのに、辛いのに、我慢しようとしてしまう。
金光教の教祖はこんなふうに教えてくださっています。
「大きなことはお願いし、このくらいは構わないということはない。神様には、大きいこと小さいことの区別はない。何事にも神様のおかげをいただかなければならない」
「神様へはなんでも願え。神様は頼まれるのが役であるからなあ。」
無理をせずに神様のお広前で話して欲しいなと思っています。