きら きら きらり

人はだれしも生まれながらにして神様からキラキラしたものを頂いている。誰でも、かならず。

令和五年 天地金乃神大祭

去る5月3日、金光教宇都宮教会におかれます天地金乃神大祭を麗しくお仕えさせて頂くことができました。

 

 

多くの方が神様のためにご都合お繰り合わせを頂いて参拝されました。神様からそれぞれの方に、ここから半年、一年のおかげをお土産として授けてくださったことは間違いないでしょう。

 

御祭典はおかげのボーナスデーとよく教えて頂きました。

 

普段は自分の都合のよい時に参拝させて頂きますが、御大祭や月例祭は神様への御礼のために予定に都合をつけて参拝させて頂く。その心を神様がまた喜んでくださり、おかげを授けてくださるのですね。

 

おかげの素となるのは「真(まこと)」です。

神様を大切にする心と言ってもいいかもしれません。

 

神様は人間におかげを授けてあげたいといつも思っておられますが、人間に真がないと材料が無いのと同じですから、おかげを作って授けてあげることができないのですね。

 

私は「参拝、御祈念、御取次は嘘をつかない」と教えて頂いてきました。

 

嘘をつかないとは、裏切らないということですね。

 

足を運んで参拝させて頂くこと

 

神様に心を向けて、御礼・お詫び・お願いをさせて頂いたり、自分を見つめること

 

御結界に進んで、先生に御取次を頂くこと。

小さなことでも包み隠さず正直にお話しし、先生のお話を素直に聞かせて頂くこと。

 

参拝・御祈念・御取次を通して、神様と仲良くならせて頂く。

 

 

教祖さまもお参りしてきた方に、次のようなお話をされています。

 

 

「氏子が神様と仲よくするのが信心である。神様を離れるようにすると信心にならない。神様に近寄るようにせよ。」

 

「天地金乃神様は氏子の親神である。かわいいわが子を、どうして難儀に遭わせなさるであろうか。わが子をもって合点するがよい。常平生、神様に取りすがっていれば、神様と心安くならせてもらっているも同然である。無理も聞いていただける。大難は小難にまつりかえてくださり、小難は無難にお取り払いくださる。」

 

 

常平生のお参り(御祈念、御取次を頂く)を通して神様と仲良くならせて頂き、御祭典日には御礼の真(まこと)をお供えさせて頂く。

 

今の宇都宮教会では御取次を大切にさせて頂いています。

お教会によってはボーイスカウトや奉仕活動など様々な活動や行事にに力を入れられているお教会もありますが、宇都宮教会ではそういう活動は行っていません。

 

教会長も私も静かなお広前で救われてきた経験から、プライベートな心配や不安や悩みも話しやすいように、いつでも静かに、ゆっくりと、御祈念し御取次いただけるようなお広前にさせて頂いています。

 

 

 

 

さて、御大祭は毎年お仕えさせて頂きますが、前回よりもさらに良い御祭典をお仕えさせて頂けるように日々考えさせて頂いています。

 

何をどのようにお供えさせて頂くかもそうですし、御祭典の祭式(所作、動き方)、声の出し方、奏楽、お広前の設えなど、細かなところまでよく考え、必要なお稽古をさせて頂き、準備させて頂きます。

 

日々、神様からたくさんのおかげを頂いている御礼の御祭典ですから、神様にお喜びいただける御祭典にさせて頂きたい。

 

そして、参拝される方々に神様の威徳を五感で感じて頂けるような御祭典にさせて頂きたい。神様がどういうお方なのかをしっかりと現していくのが教師の頂いている御役だと思っています。

 

半年後、1029()生神金光大神大祭をお仕えさせて頂くことを楽しみに、日々お広前で御用にお使い頂きたいと思います。

 

※いつも書かせて頂いていますが、野菜・果物には爪楊枝やテープ等の補助は一切使っていません。果物は果物だけを積ませて頂いています。お野菜には「麻」というリボン結びをしている紐状の皮を使わせて頂いています。麻以外は使っていません。果物と他のお供えものはすべて神様にお供えさせて頂く前に拭き浄め、お野菜は洗い浄めさせて頂いています。中段が隠れて見えませんが、鯛、卵、お米、お酒などをお供えさせて頂いています。すべて神様のお恵みですね(^人^)